住宅ローン控除について

1. 制度の基本構造

  • 控除率: 年末時点のローン残高の 0.7%
  • 控除期間: 新築住宅は原則 13年間(中古住宅は10年間)
  • 最大控除額: 住宅の性能や世帯状況によって、借入限度額(2,000万円〜5,000万円)が異なります。

2. 主な適用要件

  • 所得制限: 合計所得金額が 2,000万円以下(※床面積40〜50㎡未満の場合は1,000万円以下)。
  • 床面積: 原則 50㎡以上
  • ローンの期間: 10年以上の借入れがあること。
  • 居住ルール: 引渡しから6ヶ月以内に入居し、引き続き居住していること。

子育て世帯

  • 定義: 19歳未満の子を有する世帯
  • 判定基準: 入居する年の12月31日時点で、18歳以下の子(2007年1月2日以降に生まれた子)がいる場合が対象です。

若者夫婦世帯

  • 定義: 夫婦のいずれかが40歳未満である世帯
  • 判定基準: 入居する年の12月31日時点で、本人または配偶者のどちらかが39歳以下(1986年1月2日以降に生まれた方)であれば対象です。

住宅区分別の最大控除額合計(13年間)

この計算は、「住宅ローン残高が13年間ずっと借入限度額を上回っている」かつ「所得税・住民税から全額控除しきれる」と仮定した最大値です。

住宅の区分借入限度額年間最大控除額13年間の最大合計
長期優良・低炭素住宅4,500万円31.5万円409.5万円
ZEH水準省エネ住宅3,500万円24.5万円318.5万円
省エネ基準適合住宅2,000万円14.0万円182.0万円

【特例】子育て世帯・若者夫婦世帯の場合

19歳未満の子がいる、または夫婦のどちらかが40歳未満の世帯は、限度額が引き上げられます。

住宅の区分借入限度額年間最大控除額13年間の最大合計
長期優良・低炭素住宅5,000万円35.0万円455.0万円
ZEH水準省エネ住宅4,500万円31.5万円409.5万円
省エネ基準適合住宅3,000万円21.0万円273.0万円

以上が新築住宅における、2026年の住宅ローン控除の概要になります。住宅ローン控除の内容は毎年変わっています。2027年も当然同様の控除内容とはなりません。

傾向としては控除最大額は変わらず、より高性能な住宅に控除を手厚くしている傾向があります。また別途、中古住宅に関しても住宅ローン控除が設けられています。こちらも住宅性能を上げるようなリフォームをした場合に控除が手厚くなるように設計されています。機会があしたら、中古住宅の住宅ローン控除についてもまとめたいと考えています。