不動産購入は、人生の中でも大きな決断の一つです。複雑な手続きが多く、初めての方にとっては不安も多いでしょう。そこで、不動産購入の流れをご説明します。
不動産購入の流れ
1.資金計画
- 予算を考える: 購入できる物件の価格帯を明確にする。物件の種類や大きさ、立地などで価格が決まります。
- 諸経費の把握: 仲介手数料、登録免許税、不動産取得税など、購入にかかる費用を把握する。
- まずは相談:お客様の状況によって様々です。まずは専門家にご相談下さい。
2. 物件探し
- 物件見学: 実際に物件を見て、間取りや周辺環境などを確認する。できるだけ多くの物件を内覧しましょう。
- 気に入った物件が見つかったら: 購入申込書を提出する。申込金が必要となる場合があります。
- 購入資金の調達: 収入や資産状況などを基に、住宅ローンの事前審査で借入可能額を確認する。またご親族からの援助も確認する。自己資金の総額も確認する。
3. 売買契約
- 契約内容の確認: 重要事項説明書と契約書の内容をしっかりと確認し、納得した上で契約を結ぶ
- 手付金の支払い: 通常、売買価格の10%~20%程度を手付金として支払う。申込金が手付金となることが多いです。
4. 住宅ローンの本審査
- 金融機関での審査: 事前審査で収入や資産状況を伝えているので、購入物件の内容等が審査されます。本審査には契約書が必要となる場合が多いです。
- 融資実行の決定: 審査に通れば、融資実行が決まります。返済がいつから始まるのか注意が必要です。
5. 決済・引渡し
- 残金の支払い: 残りの代金を支払い、所有権の移転登記を行う。所有権移転登記、抵当権設定登記などは司法書士が行います。
- 鍵の受け渡し: 新しい住まいの鍵を受け取り、引越しをする。引渡し日と引越し日を調整しましょう。
ポイント
- 不動産会社選び: 信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。複数の会社を比べましょう。
- 契約内容の確認: 契約書の内容はしっかりと確認し、分からない点は必ず質問しましょう。
- 専門家への相談: 不動産の資金に関することは、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することも検討しましょう。
住宅の種類について
- 中古戸建住宅の場合: リフォームが必要かどうか、事前に確認する必要があります。
- 新築戸建住宅の場合: 建物の構造や設備などを詳しく確認しましょう。
- 新築注文住宅の場合:いくつかの工務店を比べましょう。住宅ローンの実行住宅完成後になります、つなぎ融資を検討しましょう。
- 土地の場合: 土地に関する法規制や周辺環境などを確認しましょう。
住宅ローンと銀行選びに関して
- 店舗型の銀行 金利は高め 柔軟に審査をしてくれる。つなぎ融資に対応してくれる。給与と同一の口座の場合に割引がある。借入期間を最長40年に設定できる。
- ネット銀行 金利は低め 全国一律の審査となり厳しくなりがち。つなぎ融資に対応していない銀行もある。窓口での対応ができない。
不動産購入は、一生に一度の大きな買い物です。 焦らず、慎重に進めていきましょう。
もし、さらに詳しい情報が必要な場合は、お気軽にご質問ください。
ご自身の状況に合わせて、最適なアドバイスをさせていただきます。